言葉に詰まる 削ぎれた背を見てた 数えの身の辺と もろく支える 白く重ねる 徒つく君もそう その手 その足 端なくも揃える 瞬くままに 凍えるもののすべ 生まれの その負 また負と身悶える 遠く離れてく 驕ついた彼もそう その身 その肩の重みなど忘れて 何に変える痛みを 連れ去る惑いよ 区切れぬ思いと 呼号する我もそう 言葉を探す 抱えた物惜しみ 見立てる時を ただ先と待ち焦ぐ 嘯くままに 揺らめく有無の上 塗れる事の含みなど覚えず 白く重ねてく 徒ついた君もそう その手 その足の端なくも揃える 何に変える痛みを 連れ去る惑いよ 区切れぬ思いと 呼号する我もそう