真っ白い部屋ひとり 自動的に出てくるメシ 多くを望まないで 生きてくのは楽だ 誕生日 朝 枕元 マーブル色のゴムボール 机の引き出しの中にあった アレと同じもの 進化していく 気づけないスピードで 僕を超えてく ボール 壁から天井 三次元を 跳ね回っている 加速して 加速して タイムスリップして消えた 取り残された僕は でこぼこの壁を治している ♪ 次の日の朝は色違いのボール 次の日の朝もまた別のボール また部屋を傷つけるのは嫌だから すみっこに置いておく 進化していく 隣人のスーパーボウル 毎晩うるさくて 怒鳴りこんだのに やめないんだ 聞く耳持たないで 何のため 何故に そこまで心痛めつけて 教えてもらう前に ソイツは遠くに引っ越していった ♪ 生きていく 気づけないスピードで 地球は回っていく 羽がなくたって 飛べるような 夢を見てる 部屋の隅 積み上げた ボールをひとつだけ投げた 跳ね返ってドアを破って 光が差し込む 進化していく 少しだけ世界が綺麗に見えるように 進化していく