風が髪をそっと撫でる 波のしぶき頬を濡らす ひとりで身をひく こころも知らず 黄昏せまる 若狭の海は あなたの想い出 胸に胸に溢れます… 今は辛いけど いつか忘れます ♪ 車窓(まど)が息で白く曇る 指で好きな名前書くの 消したい消せない おんなの弱さ 風花さむい 能登路を行けば やさしいぬくもり 欲しく欲しくなるけれど… 二度と戻れない そうよあの愛に ♪ 汽車の警笛(きてき)空で哭いた 星がひとつ流れ落ちる こころの迷いが 溶けてくように 漁火ゆれる 越後の旅は あしたへ出直す 夢の夢の始発駅… あなたさようなら 強く生きてゆく ♪