幻に形を与えるとしたら こんなことかも 今抜けたばかりの身体見下ろして 夜の静かより移り気な心を 具体化する理由 責めないで咎めないで嘆かないで 意味はないから 不実はね 簡単に涌き容易く溶けて行く空気に 痛みはない筈の勘違い笑う 息なんてとまるより 苦しい恋はいつでも切に 求めあう代償は時に払いきれず まだ逃げて購う? 火が怖い無力な生き物達 脆い魂さえも 手を上げて千の水車へ合図 始まりは偶然に似ている方がいい 見せかけだけでも つのらせて沈む腕 引き上げる気は誰にもないの だから夢 だから闇 飛沫泡に変わるまで千の憂鬱 息なんてとまるより 苦しい恋はいつでも いつでも