言えない 想いをそっと 閉じ込めた 一雫に 叶わず 風に散り飛んでく 手を伸ばしても 届かないや 目覚めると傍に居る まぶしそうな寝顔が 照らされ光る 8時半 「おはよう」 「おなかすいた」 で始まるいつもの 当たり前が好きで 神様なんて いないと知った あの日々は返らない 言えない想いを全部 閉じ込めた 一雫に 彷徨い 風に散り飛んでく 掴もうとした手 振りほどいた 食べかけのポテチだって 取り合って喧嘩して 散らかしてまた笑ってた 出かける前には いつも結んでくれた 白いマフラー 壊れるのなら 戻れないなら 出会いたくなかった 言えない想いを全部 閉じ込めた 一雫に 彷徨い 風に散り飛んでく 掴もうとした手 ただ遠くて 言い訳が舞う冬の空 「ああ、もう。」 イヤなことばかり数えては 「はぁ…キリがないね」 こんな私でいいのかな (君がいいよ) 迷惑ばかりかけたのに (僕は好きさ) 生きていいと思えた 君がずっとずっとずっと いてくれたから さよなら 夜の闇へ 落ちてゆく 一雫も 抱き寄せ “二度と零させない” 君が言うなら 言えない想いをそっと 打ち明けて 誓う空に もうすぐ 朝日が昇るから 掴もうとした手 握りしめ今 駆け出してく 君とふたりで 夜が明ける