静寂積もりゆく雪さえ 幽かなる音を鳴らすなら 耳を澄まし手繰り寄せて その刹那奏でるよう この身に宿る業(ごう)が 落とした闇から一縷 光を探し出すため 凍てつく炎(ひ)飲み込むまでさ 貫け我が声 命の証しに 響け明媚で鋭利な 一太刀と変われ 描くは三日月 哀惜の欠片 満ちることなき心 叫び続ける 木の葉 流れ落つ雫の 調べが記憶を引き戻す 閉ざして消えてしまえたら 裏切りにも 出会わずに… 天に賜(たまい)し貴石 今も惹きつけて止まぬ 絶望凌ぐ希望も 慟哭で 切り裂く運命(さだめ) 貫け我が声 命 尽きるまで 常に優美で不敵な 一齣(ひとくさり)と成れ 描くは三日月 面影は遥か もう欠け落ちぬ 魂 歌い続ける 貫け我が声 命の証しに 響け明媚で鋭利な 一太刀と変われ 描くは三日月 哀惜の欠片 満ちることなき心 叫び続ける