細い路地の 物陰 赤子抱いた 若い女 人目避けて その子残して 走り去った 振り返らず か細い泣き声に 誰も足を止めない 雨の夜 このままでは 小さな命が消える 見捨てられず 気づいたら 抱き上げていた 嘘つき続けても いつかはわかる 打ち明ける時がきたの 考えて あの子のため どうすべきか あの夜から おまえと共に 今日まで育て上げ 心から愛してきた あの子は私たちに 神がくれた大事な息子 だから だけど 今の 今の ままでいいのだ/ままじゃだめ 何も言うな/隠しきれないわ あの子はもう/あの子を 本当の家族だ/苦しめるだけ それが/いずれ ただ一つの/知ることになるわ 真実/真実