なんとなくまっすぐなハイウェイを なんとなく曲がった気分で まだ夜の明けきらぬ街から 国道17号線を北へ 風弱くゆるやかに 窓の外は冬ごもり ここは六日町あたり 君は来たことがある 幾すじの光が 川を泳ぐ はてしなく遠く空に 君の幻を見たような そんな気がして 冬を急ぐ鳥が走る なだらかな山あいをぬけて 誰もが覚めきらない朝に こんにちは御機嫌ようと なんとなく言葉が生きていて ものういさは影をかくす ここは六日町あたり 君は来たことがある 誰も知らず落とし忘れていた心 そんなやさしさを 取り戻すことができるような そんな気がして ♪ 雲は北へ流れ 心はゆっくりのぼり調子 言い訳けなんてなくて ここより思いは遠く ほら暗闇をすぎると やっと陽がさしてきた ここは六日町あたり 君は来たことがある 目を閉じれば今すぐに そこへ行くことができる いつかいつかきっと君を連れて あの六日町辺り