振り向いた その後ろの (正面だぁれ?) 暗闇に 爪を立てて (夜を引き裂いた) 雨だれは血のしずくとなって頬を つたい落ちる もうどこにも帰る場所が無いなら この指止まれ 私の指に その指ごと 連れてってあげる ひぐらしが鳴く 開かずの森ヘ 後戻りは もう出来ない <♪> ひとりずつ 消されてゆく(蒼い炎) 暗闇の その向うに (朝はもう来ない) 鏡の中で 蠢き伸ばしてくる無数の手で さぁ 誰かをここへ誘いなさい 鬼さんこちら 手の鳴るほうヘ どんなに逃げても 捕まえてあげる ひぐらしが鳴く けもの道から 聞こえていた声はもう無い <♪> この指止まれ 私の指に その指ごと 連れてってあげる ひぐらしが嗚く 開かずの森ヘ 後戻りは もう出来ない 鬼さんこちら 手の鳴るほうヘ どんなに逃げても 捕まえてあげる ひぐらしが鳴く けもの道から 聞こえていた声はもう無い <♪>