動けない 唇はまだ 必死に伝えようとしているのに いつから? 助走の段階で、怖くなっていた 足掻く事に酔ってた 何度目かの背水の陣を、繰り返して 無謀な夢と徒競走 傷をつけ合えば “進んでいる”気がした 壊れやすくて、脆く、儚くて 夢中に“春”の中を生きたんだ 破れやすくて 触られりゃ、痛くて そんな夢(もの)ばっか 大切にしまって 大切に歌って 今でも、持ち歩いてしまうから 純粋でしょうもない けど、忘れたくはない “僕”でずっと在る事 誰もが 見つけてほしくて 必死に声出し、叫ぶけど いつか出し疲れてしまう 暗闇の中で 「もう、逃げてしまえよ」 「今、誰が言った?」 「あぁ、自分自身か」 無謀な夢と徒競走 もはや、歩くくらいの そんなスピードで 何度手にして、何度失って それでも“春”の中を生きる事 戻る事はしない 帰り道なんて、わからなくていい 少しでも伝えて 少しでも進んで 何度だって選択し続ける “何者”になんか、なる必要はない “僕”でずっと在ればいい 正しさ無視して、音外したっていい 五線譜はみ出た、 その声が美しいのさ 震えるくちびる まだ歌えるかい? 最後まで選び続けていく事 戻る事はしない 帰り道なんて、わからなくていい 壊れやすくて、脆く、儚くて それでも“君”と“春” を生きていけ! “何者”になんか、なる必要はない “僕”でずっと、いつまでも この“今(ゆめ)”を生きるから 最後まで。