いつでも 変わらないのは 窓越し離れてゆく ビルの上の 看板だけ 3番目の駅で 僕の乗る電車は 少しだけ休む 開かないままのホームで すれ違う電車は 君の街へつながる 4番目の駅で 僕はよく君と 待ち合わせていたっけな もう覚えてないんだろう 約束はいつも あのビルの前 忘れないよ 忘れたくても 二度と交わらない線路の上 いつでも 変わらないのは 窓越し離れてゆく ビルの上の 看板だけ 3年後の今日も 僕はまたここで 揺られているのかい 気づかないままの君は 鮮やかな街が 似合う人になるんだろう 何度も通り過ぎて 見慣れた車窓には 何もなくて もう何回探したって あの日の景色は 戻らない 止まらないよ あの駅には 二度と交わらない線路の上 流れて また隠れて 窓越し離れてゆく フェンスの間 思い出すだけ 黄色い電車が抜けた 交差して駆け抜けた 2番ホームに風を残して 反対方向に消えた 看板の街へ 僕を残して さよなら 離れていても 僕といた街を 忘れないで いつでも変わらないのは 窓越し離れてゆく ビルの上の 看板だけ 看板だけ