ああ ずっと ずっと ずっと ずっと 君と笑ったあの坂道から ああ ずっと ずっと ずっと ずっと… 届かないままの“恋花火“ 冷たい微風に包まれて夏がいじけた 音を聞く 傾くオレンジの眩しさにあの日の 夢の続き重ねた ああ 並んでアイスに齧り付いて ソーダはじけた気持ち どこまでも続く 土手の先の空に小さく火の花が 咲いた 分かってた あの光より 遠い右手に 触れることなんてできないって 分かってても 君以外は見えなかったんだ きっとこれからも ああ ずっと ずっと ずっと ずっと 君はこんなに近くにいるのに ああ ずっと ずっと ずっと ずっと 届かないままの“恋花火“ いつか近くで見てみたいねと 何気なく君は言った 笑って誤魔化すことしかできず 君の靴だけをただ見てた ああ あのときの本屋もアイスのお店も 名前はじめて呼んだ場所も どこまでも続く 土手の風音だけがあの夢と今を 繋いでる 「待たないで。」 あの光へ伸ばした 左手がずるい優しさをくれるから また泣いて 君以外は見えないままで ずっとまだここにいて 今も待って ここで待って ここで呼んで 何度も呼んで 「またね。」って大きく手を振って 缶ジュース一気に飲み干した いつまでも強がりだね ああ ずっと ずっと ずっと ずっと 君はこんなに近くにいるのに ああ ずっと ずっと ずっと ずっと 届かないままの“恋花火“ 煌めいて ああ