思えば僕らの出会いは あり得ないことだった 活発な君と内気な僕 まるで磁石みたいじゃないか 君が好きだと言ったバンドを 毎日朝まで聴いた 君とどうしても話したかった 僕はパンクは好きじゃないんだ 一緒に行ったライブのグッズで ペアルックをした 結婚するならあんたみたいな 人がいいなんて 君に彼氏ができたらしい そいつは僕よりも目立つらしい どうして どうして 君は僕のお嫁さんじゃないか 何より君が欲しい 僕は何より君が欲しい どうして どうして 君はどこかに行ってしまうの 君が好きだと言っていたバンドが 僕の憧れになって あいつらみたいになれば君が 振り向いてくれるって そんな不純な思いだけで僕は このギターを買って でも君に夢中になってばかりいたら 未だに弾けるのはこの有名な コードだけ 君に彼氏ができたらしい そいつは僕よりもチャラいらしい どうして どうして 君は本を読む子が好きじゃないか 僕にはこう言った 早く彼女を作りなよ どうして どうして どうして 君に彼氏ができたらしい そいつは僕よりも目立つらしい どうして どうして 君は僕のお嫁さんじゃないか 全てを捨ててもいい 僕は 何より君が欲しい どうして どうして 君はどこかに行ってしまうの 残ったのは赤のTシャツと 君よりあのバンドが好きな僕 君はあのバンドはもう飽きたのかい 来月ライブがあるってよ