森に迷い込んで歩く途中 行き先もわからず野道で 木々のさえずりを便りの果て 優しい色の鳥が手招く それはそれは大きなドア 向かいの宿り木のうえで 主人の帰り待つネコが 蔓を掻き分け鍵を出せば 足は根っこで 手は葉になり やがてボクは森になってゆくのか? さぁ開けよう その扉を めまぐるしいほどの日々を越えて さぁ漕ぎ出そう 森の舟を きらめく目覚めた夢の世界 昔 昔に鍵をかけた 胸にしまい込んでいた魔法 少しずつ開いて 少しずつ辿れば 心はワルツのように跳ねて フォークは花に ナイフはドレスに やがて日々も全部 踊りだして さぁ開けよう その扉を めまぐるしいほどの今宵の末 さぁ漕ぎ出そう 森の舟を きらめき目覚めよ 君の世界 さぁ 森に迷い込んで歩く途中 魔女がもてなす晩餐へ