家路急ぐ人が 私鉄電車に乗り換える ラッシュアワーの駅で 心が 懐しい痛みに凍った 俯いて歩く癖も昔と あなたは少しも変わらないね 声にならない切なさだけが ホームを走り 人波を分けて あなたの後をついてく 同じ川に架かる 二つの夕映えの橋を やがて二人を乗せた列車が 渡るわ 違った街へと あの部屋で今も暮らしているの? どんな子に夢を話しているの? 知らない事が増えてくことが さよならなのね… 泣き出さぬように本の頁を開いた 同じホームで別の列車を 待っていたのね 運命にそっと目隠しされ 今も二つの影が並んで 腕を組んでる・・・ 夕闇に煙る青春っていうホームで