ただ、あなたに愛されていられた あの頃の あたしに戻して こころの深くてやわらかい ところがね きゅっときしんでたの ねえ 初めてキスした日のこと 思いだせるでしょ でも 恋の始まりは長くは 続かないみたい 手のひらに伝わる 微熱を信じてたの 明け方の約束 ひりひりするほどに 傷つけ合ってた まだ 幼ない翼で 永遠に飛べること信じていたのに 何故、繋いだあなたの指先を 擦り抜ける 求め合えた日々 「寝てたの?」なんてあなたの声 覚えてる 何もかも全てね まだ、塗り残した絵のような空 見つめ続けてる 不思議 瞬きが要らないの街も 過去も華やいで あなたを愛してた あたしに恋してたの 偽りの約束 泣き叫ぶ心を 包み隠していたの 飛べない翼で 永遠に引き裂かれたのに バカだね 頬かすめる光の粒のように 砕け散る待ち焦がれたこと あなたに出逢えるその前の 17のあたしに帰りたい 今 夢見ることをやめないでね 繰り返す 悲しみの果てで おおきな翼で羽ばたいて 辿り着く 愛される悦び