例えば 生きるのに疲れたとして それでもやめることができないなら きっと感覚を麻痺させる 甘い幻想が必要なのだろう 相反する行動言動で窮地なココロは 暗く冷たい夜に溶けていく どこか遠い所から体が 操られるような 意識が思い通りにならない 蒼白の月光輝く丘に 一羽のフクロウが荷物を運ぶ 杖に添えられた手紙を読む 幼い日の価値観を思い出せ エゴの果てに具現化した劇場の 観客に向かってショーの開幕宣言 大玉ジャグリングや空中ブランコ イリュージョンを披露し リージョンを歪ませる 鏡に映る生気を失った自分は とてもじゃないが見てはいられない 無意味な引力は虚構で交わり 物質と精神から悲鳴を上げる 緋黒の月光輝く部屋に 一羽のフクロウが手紙を運ぶ 読まずともわかるその内容は 幼い日の価値観を思い出せ エゴの果てに具現化した劇場の 観客に向かってショーの開幕宣言 ロリータ着飾った人形劇や クラウンの曲芸 イリュージョンを披露し リージョンを歪ませる 音のない罵声が頭上を飛び交う 救済の懇願が信仰の積み重ねが 殻を少しずつ分厚くしていく 全てが劣り絶望しても 一羽のフクロウが手紙を運ぶ 分かり切った内容を読む 幼い日の価値観を思い出せ エゴの果てに エゴの果てに具現化した劇場の 観客に向かってショーの開幕宣言 狼の火の輪くぐり人体切断マジック イリュージョンを披露し リージョンを歪ませる 自身で狂ったように 演じる行動が少しずつ紐解いていく 淡い期待と輝きで 使える時間と感覚で 過去の経験と教訓で 魅せる僕は イリュージョニスタ