色の褪せた絵の古ぼけたベンチとはにかむ少年 雨ざらしのまま朽ち果てたいつかの希望を掲げよう 蔑むこともなく驕ることもなく花開くヒマワリの 種にもならぬような胸の奥の秘密にささやかな光を 静まり返る夜のミュージアム 忘れられたいつかの君は笑うんだろう ほら 誰彼となく集まった広場を過ぎる マーチングバンド 今 裸足のまま駆け出した少女にこの曲を捧げよう 静まり返る青いプールの 薄い膜に映る空に飛び込む 開け 心よ 何がやましくて 何故 悩ましいんだ 僕ら 光れ 言葉よ それが魂だろう 闇を照らしてどこまでも 行け 悲しくなったり 切なくなったり ため息吐いたり 惨めになったり いつかは失ういのちを思ったり それでも僕らは息をしよう 開け 心よ 何がやましくて 何故 悩ましいんだ 僕ら 光れ 言葉よ それが魂だろう 闇を照らしてどこまでも 行け