夏の夜空咲く 花は 花は 折り重なって 恋人の胸に散る そんな哀しみは いらない いらない 鮮やかすぎて 瞼に 蘇る 眩しすぎるから いらない いらない 夏のきらめき 素肌に焼きついた あの日の貝殻 いらない いらない 海にお帰り 大波小波洗う 遠い(遠い 遠い)異国も 同じ空の下 ああ(夜になれば)紅い月 きっと見上げて 想いは(熱く 熱く)勝手に 雨呼び 風呼び ああ(濡れて 濡れて)傘もなく 土砂降りの中 そんな哀しみは いらない いらない 鮮やかすぎて 瞼に 蘇る いつか 嬉しいことも(あったわ) いつか 哀しいことも(あったよ) 遠い 思い出になって 誰も 苦しめなくなるから 時よ 過ぎていって 秋の風に泣く 恋は 恋は 燃える夕焼け 恋人の胸染めて 誰よりも一番 深く 深く 愛した人よ 涙を 連れてって 遠い(遠い 遠い)異国も この大地の上 ああ(昼も 夜も)同じ太陽 沈んで昇る 想いは(熱く 熱く)勝手に 山越え 野を越え ああ(あなた あなた)探し求め さまよってる 誰よりも一番 深く 深く 愛した人よ 涙を 連れてって 涙を 連れてって 涙は いらない