Track by吉田美奈子
頬を刺す北風の舞う都市を 足早に走り過ぎていくExecutive 荒れたStructure 今日までの時間を連れ 帰る家も無い人々の群れが 指先だけの温もりを求め 焔の中 夢を描く 一度でも心通わせた恋人 居ることを祈る様な黄昏 黒髪に癖のある娘が暮らす 路地裏の灯を点す部屋 友達は誰も鋭い視線 闇の奥 日々をまた送るだけ ママの形見の指輸でさえも 失くす瞬間がすぐ来るだろう ただ黙って見ている ただ摩天楼が凝視ている 皆沈黙って見ている ただ摩天楼が凝視ている