生きるとは失いながら旅を 続けることだ。 そして、 人々が大切なものを失う 場面に居合わせたり、 または遠くでそれを見ながら 進んでいくことだ。 私たちは皆、希望、時間、 愛を失いながら新しい出会い、 別れを繰り返して歩み続ける。 わたしが愛を注いだ人は、 いとも簡単にそれを捨てて、 他の人を選んだ。 わたしもまた、 自らの人生をかけてわたしを 愛してくれた人さえも、裏切った。 いつか、 必ずまた会うことを約束した友は、 自ら歩みを止めてしまった。 そんな風に人々は、傷を負い、 失い続けながら前に進む。 苦しい旅だ。 それでも私たちは、 その歩みを 止めることはないだろう。 失い続けながらも、 それでも花びらのような小さな 希望を、ひとつ、 またひとつ拾いながら進んでいく。 そして、この旅は続く