そこに何かあったように 温もりだけが残ってる 残っているよ えも言えぬように 春の雪は儚い夢を乗せて 遠くを目指し彷徨ってる 微睡んだら消えるだけの幻 それでもいつかは それすら忘れてしまうのかと どうにも明けない夢の続きが巡る いつまで続くのかと いつかは終わるのかと とはいえ今日も空を掴む すり抜けるものですら触れられずに 飛行機雲はちぎれかけの袖のよう 紡いだそばから ほつれた糸ばかりが気になる どうにもできない物で出来た世界だ 曖昧と断定で 結んだ季節の端 窓の外は何が見える はぐれもの勇ましく横切ってく その跡には何が積もる