青い空に乾く傷 薔薇を摘んだ指 ひとに紛れ消えて歩く 透明人間 誰も気づかないよ なにをしても なぜなぜどうして きみを捨ててしまったの あんなにひとりは嫌だと 言ってたのに 風さえひどい奴と吐き捨てるよ 白い雲ばっかり睨んでる べつべつに願う流れ星 きっと訪れる 素晴らしい世界 夜の海鳴りが寄せる哀しいノイズ 運命がおびやかす きみを懲らしめようとする なにもいらないよ 愛したいよ なぜなぜどうして きみは行ってしまうの あんなにひとりは嫌だと 言ってたのに 旅して定めにひとは従うの 靴をあらうさざ波 蹴り上げた 窓の外 疎らに光っている 星を見ている