掠れた記憶に震える鼓動が 微睡みに溺れて水面に沈む 降りしきる夜を見上げた瞳は 月影に閉ざされた心を映す 捻れた痛みだけが紡いだ無限の中で 重ねた指を振りほどいて 切なく滲んで 今君の思い強く強く抱きしめて 錆付いた世界超えてみせるから 消せない幻貫いた言葉 伸ばした指先に響かせて 移ろう世界で描いた沈黙 息が詰まるような螺旋に落ちて 張り裂ける夜に流した涙は 暗闇に照らされて輝き灯す 途切れて見えなかった 二人の約束が今 微かに触れた 光の中眩しく滲んで 溢れ出す思い 胸の奥を締め付ける 振り返らないであの日の自分を 消えない傷跡受け止めた言葉 かざした手の中で眠らせて 突き刺した運命に 翼羽ばたかせて あの鳥のように 今も募る この思い強く強く抱きしめて 錆付いた世界超えてみせるから 消せない幻貫いた言葉 伸ばした指先に響かせて