逃がしてくれって声を枯らした あたしの願いなど叶うでしょうか 目を合わせて喋れないんだ 喜怒哀楽のどれでさえ 愛してくれって何度叫んだって 君が見てんのはあたしじゃないな? 腑に落ちないことばかりだなぁ この世界、世界はさ 「愛し方なんてわからないんだ」って あたしの言葉は伝うでしょうか 振り返ることは出来ないな、ただ唄い続けるだけ 「ねえ神様、視界はどうだい」 夜を虚附く彼女は言うよ 「なぜあなたの目に映るあたしの横に 誰もいない? いない?」 SOS 鳴らしているんだ もうそろそろ気付いてくれよ 今日もまたアスファルトのグレー照らすだけだね 放蕩しようぜ 徘徊しようぜ 正解なんて誰一人知らない 「愛してみようぜ」 「失ってみようぜ」 あたしの思うまま、逃げ出してみようぜ 探してくれって何度叫んだって あたしの言葉は届かないや 振り回されてばかりだなぁ この世界、世界にさ 愛し方なんて忘れたんだって 君の瞳がささやいたんだ 縋り附くことは出来ないな、また独り声を枯らすだけ 夢の中を歩いてるような夜にあたしは溺れてました 無意識の片隅に眠るあなたの姿が痛い、痛い その引力に逆らうなんてどうしてもやり切れないんだ 真夜中に交わるその思いドラマみたいだね 不時着した夜の海で 何を祈る 誰を彩る ああ あたしはまだ何も知らない 焦がし続けるだけ 夢の中で遊んでるような夜にあたしはあなたを待った 自意識の裏側に沈むあたしの本音が痛い 痛い 本当の 正解なんて 誰も 何も 知らない 「神様、今日のあたしはどうだい」 夜を乱して彼女は言うよ 「もしあなたの目に映るあたしの横に誰もいないなら SOS 鳴らしているのも もうそろそろ終わりにしようか」 今日もまたアスファルトを踏みしめるだけだね 話をしようぜ あたしをやろうぜ 世界のルールを壊してしまえばいい 愛し方なんて どうして、どうして あなたの思うままにさせはしないよ 放蕩しようぜ 徘徊しようぜ 正解なんてあたしがもう決める 「愛してみようぜ」 「失ってみようぜ」 あたしの思うままに愛してみようぜ