夕ぐれ彼方までも 時の流れはつづくよ ひととき見も知らない 遠い昔へいざなうわ 心をひとつの名前でうずめて 思い出のこした明日へ 帰れないの 帰れない 風時計は すこし違う時間のなか 聞こえないの 聞こえない あなたの声 わたしだけが遅れる風 木立ちの長い影が サッと足元あつまり 夕ぐれ終わる頃に 風もわたしもふり返る ひとつの瞳を心にあつめて 思い出はじまる今日へと 帰りたいの 帰りたい 風時計は すぐに恋しさ刻み出す 聞こえてるの 聞こえてる あなたの声 わたしだけが進んだ風 帰れないの 帰れない 風時計は すこし違う時間のなか 聞こえないの 聞こえない あなたの声 わたしだけが遅れる風 わたしだけが進んだ風