胸の振子が鳴る トゥルルル…… ほら 葡萄色の風 海を滑る あなたに傾いて 瞳を閉じる ほら 何も言わないで あなた わかる ねぇ 神がとがめたって あなたを守るわ 夢に傷ついたら 抱いて寝るわ 千の剣だって わたしは受けるから ずっと そばで あなた 生きて欲しいの 胸の振子が鳴る トゥルルル…… ねぇ 夢で聴こえたら 逢いに来て 胸の振子が鳴る トゥルルル…… ほら あなたを想うと 風が見える ねぇ 氷ついた頬を 口唇でとかす 胸に残る棘は 抜いて あげるわ 生きることはきっと 燃えてつきることよ 今はここであなた 羽を休めて 神がとがめたって あなたを守るわ 夢に傷ついたら 抱いて寝るわ 千の剣だって わたしは受けるから ずっと そばで 私 夢を紡ぐわ 夢で出逢えたなら 素敵でしょう ほら 懐かしい音色 微笑むわ