気付いてしまったんだ ちっぽけなここにはいられない 迫り来る音、争い、銃声 世界は傷をふりかざす 知らないことが怖くて 知ることさえも怖くて 頭上をかすめる重たい機体は どこへ行くのだろう 不安な夜は あなたの声が聞きたくなる わがままだって許してほしい そっと目を閉じて隣にいてよ ひとりじゃ怖くて眠れないから ぎゅっと肩を寄せてわたしを見てい て 世界でいちばん近くで手を繋いでい て どうでもいいことだって 途切れないように話し続けた 手のひらの奥の声を 離したくなくて笑った どうして、どうして 傷つけては生きるのだろう 何も見たくない あなただけ感じていたい そっと目隠しして連れていってよ あなたの視界にわたしを閉じ込めて よ 子供みたいだって笑うんでしょう 何も知らない、それでもそばにいた い きっとあなたがいれば こんな世界でも歩いていけると 都合のいいこと思ったんだ 強がりはときどきだめになるでしょ う 泣きたくなったらふたりで逃げ出そ う あなたの涙も吸い込むように わたしの弱さはあなたのもの あなたの弱さもわたしのもの