グレイの街に生まれて 溜息の風に吹かれて 行き場のない僕等は ただ立ち尽くした 疑問と答えは特に無い 行き交う人々に合わせ 既存の個性が列をなし ただ繰り返し首を縦に振り続けた 未熟で稚拙な頭脳は 不安を殴り続けた 痛みは快楽のメロディ 刺激と麻痺を繰り返し 悪魔に魂を売った夜 激しい雨の中 あなたに認められたくても 居ないからマネキン相手なの 優しく包みこむ様に あなたと違う 言葉遣い息遣い腰使い所詮ダミー イビツな愛のカケラ達 傷つけるつもりは無かった キレイな想い出のまま 誰にも触れないカゴの中 ただ歌う君の声は 誰にも聞こえない 欲望が蝕む身体 胸を首を記憶を 誰にも気付かれず 憎しみに灯る炎は よごれた皮膚を憐れむ 唇を噛み締め あなたは許さない コンクリートの中じゃミロも モナリザも叶わない綺麗なの 灰色の天使 ようやく眠れる身もこころも 今日はどんなドレスで踊ろう 私はおとぎの国へ ガラスの靴見つからないの 12時には魔法が解けるの 祈りは空に 私はゲーム バッド・エンドの 悪い夢に目覚めのキスを 願いは風とともに去り