思い出すのはいつも決まって 色付いて少し痩せた秋の匂い 装い出した華やかな街と裏腹に 眩しすぎて締め付けていく いつも寄ったカフェのテラス 見知らぬ2人を 溶かす砂糖を数えてはあの日を 重ねた 目を閉じてなぞってもまだ 覚えている手のひら 薄れていく記憶の中のしおりで かすれてく声は今でも空回り、 探したまま 語りかけたミルクティーはまだ 甘くて 時計の針を戻せたらきっと 色付いてやさしすぎる秋の匂い 装い出した華やかな街はあの頃も 眩しすぎて目に焼き付いた 君を待ったカフェのテラス 角から手を振って ただなんとなく座れないあの場所を 見つめている 君と会って やがて手を離す日が来て 夢の中 でも遠くて 聞こえない声を探した 今、離ればなれ色付く空の下 甘すぎた ミルクティーには戻れないけど 目を閉じてなぞってもまだ 覚えている手のひら 薄れていく記憶の中のしおりで かすれてく声は今でも空回り、 探したまま 語りかけたミルクティーはまだ 甘くて