わが余命幾ばくか 死神のみぞ知りたもう 残った日々すべてを たとえ引きかえにしても 君がそばに いたあの時に 戻れるなら なんでもしよう 生まれて初めて死ぬほど 逢いたいと願う人がいる これまで本気で悲しいと 感じたことなどなかったのに なのにどうして目蓋からは 涙が伝ってしまうの 君の元へたどり着くかのように一筋 この世に生きるだけで 背負った罪はないだろうか 粗末な人間には けしてなりたくないとか もう汚れた 感情なのか すべて君の ためだとしても 生まれ初めて死ぬほど 恋しいと思う人がいる これまで独りが耐えられず 慄えたことなどなかったのに なぜ欲してはいけないのか 僕だけのために流される 温かく美しい一滴 紅い血の ハバタク羽根 与エタモウ マダソノ胸ニ 光ハトドクワ 生まれて初めて死んでも 逢いたいと願う人がいる これまで本気で悲しいと 感じたことなどなかったのに なのにどうして目蓋からは 涙が伝ってしまうの 君の元へたどり着くかのように一筋