男の子が夢を見るよ 始発待ちの駅のホーム すり減らした靴と声で 宝探しみたいに歩くよ 僕はどんな風に見える? 窓に映る自分にたずねる 君が居ないこの街では僕らしさも浮いてみえる ねぇいつも何かが足りないまま もうずっと時間は止まったまま 覚えているかい?いつか僕があの街を出た日の事を ふり返らず歩いたのは何もかもが終わらないように 「もういいかい?」「まだだよ」をくり返して 気付けばほらここまで歩けただろ けど…忘れたフリして君に言えなかった 「サンキュー」 誰かのために願い走る人を うしろめたく通りすぎてきた 道に迷う事もしないくせに欲しがった 泣きたい時に泣ける強さが誰かのためこぼす涙が いつでもうらやましかったんだ 男の子は気付いてるよ同じ夢は見れないことも すり減らした靴と声でどんな雨も虹にかえるよ 今、僕を歩かせたいつも言えなかった 「サンキュー」 誰かのために願い走る事で少しずつ優しくなった声 道に迷う事もあるけどつながっていたいんだ 誰かのために願い走る人に 誰かのため願い生きる人に すり減らした靴の分だけ消えない名前を 泣きたいときに泣ける強さが どこかでかならず僕らを守りつなげる