汗だくになって起きた日曜の朝 芸術的なまでの夢を見ていた 決まりきったありきたりな青い春 歪んだアスファルトの上 放り投げた鞄の中 なんでもできた四畳半の牢獄 今じゃもうただの寝床に なってしまって 散らかった部屋の中 確かにあった希望 怖がらない事いつから できなくなってしまったんだろうか なんにもない なんにもない街 と、なんにもない なんにもない僕 都会の喧騒に塗れた 視界は幻想に敗れた 夢は続きや終わりが 流れることなく潰えた ゆりかごの中揺れて見えた宇宙船 ゆらゆら揺れていたのは 僕の方だった 夕暮れ染まってく塔に足を掛け 芳ばしい香りが待つあのリビングへ 誰かが僕を呼んでいる なんにもない なんにもない街 と、なんにもない なんにもない僕 輝いた時間が揺れる日々の中 些細な力で そこに鳴る音が夢へ続くなら 誰にもわからないままでいいよ 輝いた時間が揺れる日々の中 些細な力で 壊れてしまうのがただ怖くなってさ それでもそれでも