淡い淡い街色 錆びた信号機と、覗き込む顔と水溜まり 脆い砂の城、渇いた汗の跡 ぐるぐる回っているのさ ほどけたスニーカーの紐と空き缶 擦りむいた膝と朝顔 鳴り響くチャイムと、日めくりカレンダー 今日が終わる時、考える 「今はどこだ?」 青い春の迷い鳥の様に羽ばたいたよ 僕らの軌道線上に明日はあるかい 僕らは軌道線上でぐるぐる回っている ゆらゆら揺れてる名もない花でも 行く先が何処かぐらいは知っているだろう 何故だろう、僕は知らない 明日の居場所はどこだろう 淡い淡い街色 自販機の赤と、標識の青と、遮断機の黄色 塗り残されてる僕は何色 ぐるぐる回っているのさ 僕らの軌道線上に明日はあるかい 僕らは軌道線上でぐるぐる回っている