Track byあぶらだこ
これらの鬼胎が苦心のすえ 僕らの住む愚策の館に向っている 此の世の吹き 溜りに楔形文字の夜明けと 共にいくつかの海胆とが 火の玉に乗って北京の雲をつかみは 穢い君のあしに拝む パンドラの土に雪を降らせて 何十光年 ひからびた白い水の声 まここの華といっしょに李白の望む 疲れた布団にもぐる 九天の人で僕とニ人九天の裏で君と 二人 雪溶けて春溶けて人溶けて金溶けて サルマタケの花が実る頃