AWA

絶望年表

Track byReoNa

15,604
73
  • 2020.10.07
  • 7:32
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歌詞

健全な体に健全な心が 宿るのなら 不完全なまんまで 生まれてきた私の体は どんな心を宿すのだろう 名は体を表すと言うのが 本当だとしたら 勇気ある獣の名前を 授かったはずなのにな どうしてこんなに 臆病なんだろう パパが私をぶつのは きっと全部愛でした ママが私を見ないのも きっときっと全部愛でした だから私はいつでも 幸せな子どもでした 不幸に気づかないことは 幸せでした 命は愛の結晶です 粗末にしてはいけません 正しく響く祝福の言葉 それなのに何だか苦しいな 違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに 変われないことに 気づいてしまうだけ ここじゃない場所を探して ここじゃないどこか 覗くたびに どこにも行けないことに 気づくだけ 放り捨てられたランドセルと 散らばった教科書 私も飛び降りたら あんな風にバラバラに なるのかな 大切なものは 入ってないし 学校は嫌いだけど 好きな場所がある訳じゃない お家の中は嫌い 名前のない どこかの誰かに なりたかった なりたかった 友達も少し出来たよ そうじゃない人も増えたよ 好きな人は少ないよ ほとんど他は嫌いだよ 優しい人は多いよ だけどみんな嘘をついてるよ 私が嫌いな 私だけ変わらないまま 悪いことばかり覚えて 手首切るのにさえ飽きて それでも動く心臓は不思議だ 誰も頼んだりなんかしないのに 違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに 変われないことに 気づいてしまうだけ ここじゃない 場所を探して ここじゃない どこか覗くたびに どこにも 行けないことに 気づくだけ ただ普通でいたくて 当たり前でいたくて 欲しい物なんてなくて したいことだってなくて 叶わないこの願いも 虚しいこの気持ちも そばにいつでもあった 旋律と言葉があった 甘く囁くように 激しく喚くように 何も救われなくても ただそこにあった もしも許されるのなら もしも許されるのなら 名もなき同士寄り添って 眠りについたカタコンベ 静かに響くレクイエムのような 優しい歌を歌いたい 違う姿に憧れて 違う姿に着飾るたびに 変わらないものに 気づいてきたんだよ 誰かの傷を癒せるとか 誰かの闇を払えるとか 大それたことなんて言わないよ 痛みが少し治まるまで 暗闇に少し慣れるまで それまで 側にいられるぐらいでいいよ

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