宵闇 住宅街の片隅 愛おしきあなたが煉瓦を運ぶ 汚れてく 袖も気にしないままで 手をかけた庭から煉瓦を運ぶ かつてのスイートホーム 見たいと言い出したのは 私のほう 私のほう 顔上げれば やみくもに飛び交うのは 帰る場所を 忘れたコウモリだろうか 宵町 そこはかとなく 漂い出したのは どこかの夕げの匂い かつのてスイートホーム 空っぽになった部屋が こちらを見てる ひとつ ふたつ みつ よつ いつ まだ終わらない むう なな やっつ ここのつ とお 積み上げた煉瓦に そんな筈じゃなかったと 呟いてみた所で ところで 冬越しのメダカ数え 微笑んだろう そう二人はきっと 微笑んだんだろう 瞬けば 恋はもののけのように からかうように 全てを変えてゆく かつてのスイートホーム 空っぽになった窓は合わせ鏡 ひとつ ふたつ みつ よつ いつ まだ終わらない むう なな やっち ここのつ とお 積み上げた煉瓦に 誰も悪くないんだと 囁いてみた所で ところで ひとつ ふたつ みつ よつ いつ あと少しだと むう なな やっつ ここのつ そんな風に笑わないで ひとつ ふたつ みつ よつ さぞかし 冷えただろう むう なな やっつ ここのつ とお おなかだって空いただろう 早く済ませて帰って この胸に抱いてやろう だいてやろう だいてやろう
