始まりはいつも こんな調子で 降り出した雨のせいにして だからってそんな 泣かないでおくれよ 買ったはずの 傘が見当たらないんだ 一体どこまで僕ら 歩いてゆけるかな 急に吹く風がいつもより 強く頬を刺す きっと ずっと 裏切りも全部 表側にあって だって ずっと 君といるんだよ この先も その先も 大丈夫だよ 季節はずれの 虫の鳴き声 そんな些細な事で 今日の終わりと 明日の始まり 過ぎてゆく 時の音を聞きながら 忘れてしまうような 遠ざかる記憶に 君の涙の意味を知る 今になって ちぎった 昨日の痛み 思ったよりは 痛くもないけれど なんだろう 苦しすぎるよ うまく言えないけれど 一つだけでは飛べない 二つはためかせた空 君からもらった言葉で今でも 僕は僕の存在を知る 確かめようと繋いだ手は あの日と同じ 君からの温もり あれから いくつの夜を越えたろう 相変わらずの 君と僕だけど 偽りだと 目を疑う様な 悲しみにだって 出会ってしまうだろう だけど ずっと 君といるんだよ この先も その先も きっと ずっと 歩いてこう 大丈夫だよ