全を手にして始めた物語 なけなしの青を叩いては 何かは当たると信じては 賭し賽を振り駒を進めた 機会もあった 時間もあった 元手もあった 味方もあった が 何も起こらなかった 生きているだけで大損だ 足りなかった何だ違いは 積まれるだけの省察の裡 産まれく情緒が狂わしい 生きているだけで大損だ 解らなかった何だ違いは 満ちてくだけの欠如の海 呵責の波間に埋まる僕は 無能無能無能無能 僕は 無能無能無能無能 僕は 放逸遊惰の季節は終わる 弊履を棄つるは兎の臆病 酔生夢死の時間も終わる 嫋々煙吐けども狐の呱呱 機会もあった 時間もあった 元手もあった 味方もあった が 君はのこらなかった 生きているだけで大損だ 間違ったんだ何だ正解は 積まれるだけの考察の淵 拒まれた右手が痛ましい 生きているだけで大損だ 解らなかった何だ違いは 見渡すかぎり虚空の溟海 滂沱の渦中に嵌まる僕は 無能無能無能無能 僕は 無能無能無能無能 僕は 無能無能無能無能無能無 能無能無能無能無能無能 無能無能無能無能無能無 能無能無能無能無能無能 僕は
