退屈はニキビみたいに 潰せば潰すほど増えていった 青春は賞味期限が過ぎて腐った 白いTシャツに溢れた ケチャップの赤を見つめてた 食べ残しプライドポテト情けないぜ 嗚呼 あの頃の僕の情熱が 公園の木で鳴き喚いてる 心の窓 カーテンを閉め切り テレビの音で 聞こえてないふりをしている 新しいもの作るから 古いものがまた増えてくんだ 屋根裏にも入り切らない ブリキの残骸 脳みそは蚊取り線香 みたいにぐるぐる灰となった 抜かれて困るような血は 流れてないぜ 嗚呼 あの頃の僕の情熱が コンクリートで湯気だっている 心の窓 カーテンを揺らした 夕立の予感 ぬるい風が まとわりつく汗 いないフリはもうやめようか 夏がしつこく インターフォンを鳴らしてる 少し待ってろよ 嗚呼 あの頃の僕の魂が コンクリートで照り返してる 心の窓 カーテンを開けたよ 眩しさゆえに目が眩んで目が眩んで 思わず泣いてた