終わらない嘘の続きを見たい 取り返しのつかない場所 声をかける前に振り返るから 勘違いしたんだ言葉にしなくても 鬱陶しいなんで 少し疲れただけ それだけだったのに 誰もが隠し持っていた 想像上の悲劇も 遠くで見る分には 痛くもなかった そもそも分けあえやしないから 隣寄り添った所で いつも見当違いの僕らは 終わらない嘘の続きを見たい 取り返しのつかない場所 見せかけの眩しさで現実(いま)を 潰して 願って願って 分かりもしない 始まりに照らされた影に隠れる 終わりの気配にいつも怯えていた あるはずがない いや、いるはずがないのは 自分こそが「終わり」 そのものだったから かつての温もりなどとうに忘れた そんなものがあったのかさえもう 思い出せない 分からない 願えない これはきっと痛みで 消えない過去を燦々と照らした光は 昨日を枯らした くだらない話の続きをしたい 生きてたら届かない場所 この柵の向こうへと 飛べもしないのに 願って願って 終わらない嘘の続きがまだ 優しすぎて 泣けなかった 君の形を忘れたから 崩れて溶けて 痛みもいつか そんな事 望みもしない