あぁ またこんな時間か 新聞配達員が 蒸したバイクのエンジン うるさいな 開くだけ開いたページ 誰かに貼られたレッテル あぁ 笑っちゃうな 部屋の隅うずくまっていた 黒スキニーの幻聴が 「ここにいちゃダメ」って 今日もまた連れ出すよ 夜の闇を振りほどくように 飛び出して駆け出す一番街 誰もいない一人きり進む道 いつ見たかも覚えてないけど まるでスタンドバイミーみたい 目的地も 仲間なんかも 今はないけど 日に日に感じるんだ 昨日までの”自分”たちが 少しずつ幼くなって 還っていく 大好きだったあの歌 一番好きなフレーズが 嗚呼 響かないんだ 使い倒された表現で言えば 「変わってく物 変わらない物」 簡単に分けちゃえるほど 単純じゃないでしょう? 夜の闇を振りほどくように 飛び出して駆け出す一番街 誰もいない 一人きり進む道 タイムラインばかり眺めてちゃ みつけられはしない この景色 何故なんだろう苦しいんだよ わからないけど 若さという呪いに かけられた事知らずに経過して 解けた頃に戻れなくて 枕に沈んでいく いつかこの夜が 笑えるようになったら 少しはマシになれているのかな 夜の闇を振りほどくように 飛び出して駆け出す一番街 誰もいない 一人きり進む道 いつ見たかも覚えてないけど まるでスタンドバイミーみたい 目的地も仲間なんかも どこかで出会えるかな 今はないけど