Track by川村静香
針金の柵に からみついた老人の手 いまにもプツンと切れそうな 弱々しいしなびた手に 過ぎ去った夏を思い出す ああ がっしりとした たくましい手が 貧弱な柵をおおい 太陽の下で 広げられるだけ 緑を広げていた あのころの若さは 今はない 今はない・・・・・・ やがて老人の手は 消えて土に返る あのころの若さは 今はない 今はない・・・・・・ やがて老人の手は 消えて土に返る