ただいまの声と共に 廊下響く錠下ろす音 丑三つ時 おかえりだけ呟いて 問いただす声は喉の奥引き返す 気づいてないフリするのも そろそろ疲れてきたわ くたびれたシャツが纏うのは 誰の匂い? じっくり愛撫して 余計なことなど何も 考えられないくらい 何食わぬ顔に寂しさ隠しながら 爪を研ぐ 機嫌伺う態度も ただ傷つけない為の 優しさ覆った嘘も いらないいらないいらないよ 無骨な指先が 覚えている肌は 私だけでいい 印をつけるように 体を擦り付けながら チラチラと煩わしい虫追い払う じっくりキスして 脳から骨の髄まで 溶けてしまうくらい 捕まえたのなら 最後の最後には 責任取ってちょうだい ねぇ、まだ足りないの? どうせ逃げられやしない 夜の底深く堕ちるとこまで堕ちて じっくり愛撫して 余計なことなど何も 考えられないくらい じっくりキスして 脳から骨の髄まで 溶けてしまうくらい 捕まえたのなら 最後の最後には 責任取ってちょうだい