どんな冴えない顔で見つめても 静かに開く 画面のロック 進む時計と止まった二人 笑い声が聞こえてくる 無機質な風景に変えた朝 ただ それだけで 想い出ごと消し去られたようで まだ さよならできない さよならがあります 口ずさめない大好きだった歌 あの日から続く永い一瞬 暮れる陽を幾つ見届けたろう? 濡れた靴の先に灯る 白く揺れる花びら 君にもらった記憶の小箱 涙の淵に沈めたくない 鳥が鳴いてた 霞日和 君はそっと風になった 人混みの中 似た背中が過ぎる 息を止めて俯き歩く 此処にはもう居ないのに 春になればいつも同じベンチで 並んで写した待受写真 二人の間にいつも咲いてた つつじの花が空を見てる 優しい影と寂しい光 寄り添い合い 登る坂道 まだ さよならできない さよならがあります あのベンチに 重ねたままの 指が解けそうに なるたび 落ちる 雫の跡が君を辿る まだ この道を照らす 笑顔があります 待ち受ける未来が霞もうとも どんな喜びも些細な夢も 君に話しながら歩いてゆく 濡れた靴の先に灯る 白く揺れる花びら 風が僕を連れてく
