ああこんな夜はさ 飲めない酒でも コンビニで買ってこようよ ねぇ君と僕なら 六畳一間で 何にだってなれる気がしてた 飲みすぎた深夜のエンドロール 薄暗い部屋に響いてる 手癖だらけのギター音で 明日には忘れる歌うたって 描いてた夢とくたびれた本当 溜まった不満に財布は空っぽ 君と見た未来 部屋の隅ゴミ箱で丸まってる まんまるい月が今日も浮かんでる ああこんな日々をさ 繰り返して 僕は本当は何に なりたかったんだろう でもさあお前は良いよな って言う地元のツレは 子供もいて家も持ってるし 吸わないタバコなんかふかして ふわふわ煙が浮かんで 星空が滲んできたから 溢れ落てしまう前に急いで火を 消した 見え透いた嘘と言わない優しさ 気づかれてた 見栄もいつかはほんとに とりあえず過ごした 日々が重なってまた歳をとってく 浮かんだ月には手は届かない 黙ってた僕と涙ぐんだ君 変われなかった僕と ちゃんと進んでた君 何にもなれなかった 暗い空に誰か貼り付けたみたいに まんまるい月は変わらず浮かんでる 届かなくてもずっとそこにある