あのとき売ってた油はどこへ? 我混血大吟醸 極辛口後味 超芳醇 災厄避けに祀るは一升瓶 神聖吐く唾にも新境地 楽な道ならはい上品 でも幾世振り幅は最強に 心ゆくまでお見通し そろばん壊そ手取り足取り 水は差すなや油を挿しや でやえ出会うは一級品、さぁ! 「でも」 は? 「だって」 あ"? 言い訳やめな~ 目下雷落ちるの待ちなら 乗れて一口雀の涙 あのとき売ってた油はどこへ? あのとき言ってた言葉どこへ? あのとき売ってた油はどこへ? まともに売ってた油はどこへ? ああ、忘れましたか? あのとき縋った藁のこと 覚えていますか? よーく染みた導火線編んで創った わたしは何通り 剥げた看板捲れた内臓 みんな継ぎ剥ぎ工夫が大好き 鬼火飛び交うこの街で 櫓組んでく其の危うさよ 返せ 返せ 借りたら返せ 熨斗付け返せ 押し付け返せ 四の五の言ってはまぐわう枕絵 重ね重ねてまるで油絵 酔えば簡単素面で見詰める 指切り約束ままごと三昧 「まだ」 や! 「もっと」 ほどほどにしときな脂っこいから でもね、なかなか捨て切れない ええい!張った! この世は大きなつづら あのとき売ってた油はどこへ? あのとき言ってた言葉はどこへ? あのとき売ってた油はどこへ? まともに売ってた油はどこへ? あの子が知ってたあなたはどこへ? そんなのどこかにやったわここで 彼方に行っても奴らはそこで 言い訳売っては捲れて逃げて ああ、忘れますか? あのとき売ってた油はどこへ? あのとき売ってた油はどこへ? あのとき売ってた油はどこへ? あのとき売ってた油はどこへ? 返せ 返せ 借りたら返せ 熨斗付け返せ 押し付け返せ あははは! ああ、忘れました