窓際 夏が始まった 君の後ろ姿 最後列 皆が君に見とれていたんだ いまでは覚えてないかもな あの頃の記憶すら 耳にかけた黒髪 直ってない寝癖 少しだけ伸ばした手が 惹き込まれそうで目を逸らした 知らなかった 知らなかった 知らなかった気持ちだ 奥底 想いは秘めたまま 今までずっと 気づかなかった 気づかないふりしてた 白と夏日が 照らした 帰り道 先の石段で 座り込む君がいた 自分にできることなんてきっとない のだろう ベットの上 風鈴の音に響いて溶けた 後悔の声 言えなかった 言えなかった 言えなかった気持ちだ 今更 自分に嫌になるな このままずっと 今のままじゃなんて 分かっているんだよ 遠回りして 伝えたかった 伝えたかった 伝えたかった気持ちだ 夏空 笑う君が浮かぶ これまでずっと 楽しみなんて 思ったことも無いのに 朝が恋しくなる 愛おしい