はなむけの唄

歌詞

今あなたに逢いに行く 沢山のありがとうを抱えて 今あなたに逢いに行く 沢山のごめんねを残して 雨が上がった庭先に光る懐かしい光 貰った心で生きている あなたによく似た笑い顔 今すぐあなたに逢いに行く 慣れない仕草で襟を正せば 嵐が去った穏やかな朝に花束を 添えて 夢を叶えて帰っておいでと 小さく手を振った 遠いあの日 風に吹かれて草木が燃える 繰り返すはなむけの唄 木漏れ日がそっと僕の手に触れた あなたの温もりのように あなたの町へと揺られている きっと一人でも大丈夫 あなたの町まで揺られていく 窓に思い出を映しては 額縁のような 愛され育った変わらない景色 幸せになりなと離れた両手に もう一度抱かれたい あの日のように 列車の音が不意に轟き 哭いているはなむけの唄 ドアが開いて舞い込む風は 出迎えてくれたあなたでしょう 青く高く 包み込まれるような空 雲はやがて形を変えて消えた 吸い込んだ煙に噎せ返る あなたはそこで笑っていますか 巡る命が強く脈打つ 繰り返すはなむけの唄 やがて暮れゆく季節の中で 愛を灯し続けたい あなたの温もりのように