調子の良い朝に 口ずさんだメロディー 何気ない言葉が 光になる 不安な気持ちも ふわりほどけて 街の景色が 鮮やかになる 夜のしじまにも 霧笛のように 満ちる潮の音と 寄り添って 雨の日も 風の日も その声が心に 火を灯したの 遠く 届く あなたの声 水平線の 向こうまで 高く 響いて 私を照らす 灯台になる 迷って立ち止まる 夕暮れの歩道で 耳もとに残ったの あなたのフレーズ うまくいかなくて 落ち込んだ日も その声は まっすぐ届いた つまずいたことも 隠した震えも 抱えたままの わたしを導いて 揺れる空に 消えない光 心にまた 火を灯す 近く 揺れる あなたの声 迷いごと すべて包んでく 静かに 響いて 心のなかで 灯台になる 天に伸びた らせんを昇って 揺れる空に 手を伸ばす! さあ いま! 遠く 響く あなたの声 水平線の 向こうまで 高く 届け! この空 私を照らす 灯台になる